ヒロシマはどう記録されたか

(上下巻、朝日文庫)


やはり本書も必読書。

もともとはNHKと中国新聞が共同で編集したものです。


広島の爆心地をジャーナリストたちが生きるためにさまよう中、

写真や日記として記録したもの(とそこからの編集)であり、

現場にいるかのような錯覚をするほど克明に記録されています。


まず上巻はサブタイトル通りですが8月6日の原爆炸裂の直前直後をメインに、

下巻はそれ以外の、原爆投下目標の決定や終戦後の状況や人々の活動などに割かれています。




本書からの引用は、原爆投下機エノラ・ゲイの機長だったポール・W・チベッツ大佐の言葉。

(もともとが「ベスト・エッセイ2003」からの引用でした)

対談相手である高橋昭博氏の核兵器廃絶と平和への協力要請に答えたもの。


「あなたの気持ちはよくわかります。しかし、もし再び戦争が起こり、同じ命令が下れば、私は同じことをやるでしょう。それが軍人の論理であり、戦争というものです」

・・・・・

「だから戦争は絶対に起こしてはならないのです」



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読み終わった書籍のうち、好きなもの・印象深いもの・繰り返し読みたいもの・大切なもの、などを紹介します。 シリーズ物は完結済みで全巻読了済みならまとめてしまうと思います。 このブログではコメントを受け付けておりません。 これ以上、読みたい本や読むべき本(積読中!)を増やしたくはないのです><